大正期大阪毎日新聞の出版展開 掛野剛史 (2014年5月 春季研究発表会)
大正期大阪毎日新聞の出版展開――倉敷市蔵薄田泣菫文庫資料から 掛野剛史(埼玉学園大学准教授) 1.はじめに 明治期に象徴派詩人として名を馳せた薄田泣菫は,大正期には新聞人として活躍を見せた。1912( […]
大正期大阪毎日新聞の出版展開――倉敷市蔵薄田泣菫文庫資料から 掛野剛史(埼玉学園大学准教授) 1.はじめに 明治期に象徴派詩人として名を馳せた薄田泣菫は,大正期には新聞人として活躍を見せた。1912( […]
戦時下ドイツの出版社――ショッケン出版社の場合 佐藤隆司 私はドイツの出版人・図書館人の生きざまといったテーマでこれまで10数人の人を見てきた。今回はその延長で,ザルマン・ショッケンを見ることにした […]
■2014年度 日本出版学会 春季研究発表会 日 時:2014年5月17日(土) 10:30~17:00会 場:國學院大學 渋谷キャンパス 東京都渋谷区東4-10-28参加費:会員 500円 […]
■2013年度 日本出版学会 秋季研究発表会 日 時: 2013年10月26日(土) 13:00~17:00会 場: 関西学院大学 大阪梅田キャンパス10階1002教室 大阪市北区茶屋町1 […]
《特別講演》 大阪で出版業を営むということ――創元社の120年 矢部敬一((株)創元社 代表取締役社長) 1.創元社前史…仕事を求め金沢から大阪へ 金沢で若い時代に金箔師をしていた矢部外次郎が,大阪に […]
明治初期の京都における新聞・雑誌の発行元に関する一考察――木版印刷から活版印刷への移り変わりに注目して 樋口摩彌(同志社大学大学院社会学研究科メディア学専攻博士後期課程) はじめに 本報告は,京都で明 […]
書籍の看板と板株――享保以前 金子貴昭(立命館大学衣笠総合研究機構専門研究員) 近世の本屋は,店頭に書籍の看板を掲げていた。これらの看板は,いうまでもなく書籍の広告であり,看板を店頭に掲げることによ […]
巻末書籍広告の板木――芸艸堂(うんそうどう)所蔵『尾陽東壁堂製本畧目録』板木二種 松田泰代(山口大学人文学部) 平成24年におこなった芸艸堂所蔵『尾陽東壁堂製本畧目録』の板木調査の結果報告とともに, […]
地域史誌の作られ方――自治体史と字誌(区史)を素材にして 高田知和(東京国際大学) 本報告は,自治体史と字誌(区史)という地域史誌がどのように作られているのか,またそれらは地域住民にとってどのような […]
デジタル・テキストが深める研究者の「読み」――Digital Humanitiesプロジェクトの実践事例から 鈴木親彦(東京大学人文社会系研究科博士課程) 1.デジタルによる読みの変化 デジタル環境に […]
電子書籍のアクセシビリティに関する実証的研究――音声読み上げ機能評価のための分類 ○植村八潮(専修大学)(会員),野口武悟(専修大学)(会員),成松一郎(専修大学),松井進(千葉県立西部図書館) [○ […]
■2013年度 日本出版学会 春季研究発表会 日 時: 2013年5月11日(土) 10:30~17:00会 場: 日本大学法学部 三崎町校舎 本館4階 東京都千代田区三崎町2-3-1参 […]
雑誌ジャーナリズム復権に向けた調査報道の意義と可能性――出版文化存続への一考察(2013年5月 春季研究発表会) 大重史朗 わが国の出版文化の一翼を担う雑誌ジャーナリズムは,昨今の出版不況と若者の活 […]
雑誌『明星/Myojo』とその読者像の変遷――読者ページの分析を中心に(2013年5月 春季研究発表会) 田島悠来 はじめに 本発表は,雑誌『明星/Myojo』(集英社)に着目し,主に読者ページの分析 […]
戦時下(1938年~1945年)の「理想的な少女」像――『少女倶楽部』『少年倶楽部』の表紙絵の分析を通して(2013年5月 春季研究発表会) 中川裕美 1902(明治35)年,最初の少女専用雑誌であ […]
「経営出版学」の可能性(2013年5月 春季研究発表会) 主藤孝司 私は約10年間,自ら著者監修者の立場から書籍出版を行い,また出版社を立ちあげ,書籍出版を事業としても行なってきた。さらに,企業が主 […]
エルンスト・ロヴォールトとロヴォールト出版者(2013年5月 春季研究発表会) 佐藤隆司 エルンスト・ロヴォールト(Ernst Rowohlt)と彼の出版者については,キァウレーンの『わが友,出版人 […]
機械可読性の視点から見た,組み版と出版の変容(2013年5月 春季研究発表会) 中西秀彦 書誌データの機械可読性 機械可読性とは字義通りとれば,機械での文書の読み取りやすさということになる。機械可読性 […]
雑誌のジャーナリズムの明日――ピンチかチャンスか? 本シンポジウムは,次のような問題意識のもとに開催された。パネラーの発言要旨と併せ当日の概要をレポートする。 雑誌ジャーナリズムは,新聞や放送のよ […]
第15回 国際出版研究フォーラム 開会式 日本出版学会会長あいさつ川井良介(日本出版学会会長・東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科長) この国際シンポジウム「転換期におけるメディアとしての出 […]
《パネルディスカッション》 デジタル時代における出版及び出版文化の将来 ■パネリスト日本:植村八潮 (専修大学文学部教授)韓国:尹世● (敬仁女子大学教養学部教授) (●=王+民)中国:田勝立 (中国 […]
《第1セッション》 産業・流通の視点からみた出版 中国における電子書籍産業の現状分析張志強,李鏡鏡(南京大学情報管理学院出版科学学科教授/南京大学出版科学研究所) 現状では電子書籍市場に関する統計が […]
《第2セッション》 デジタル革命の視点からみた出版 デジタル時代に入り込む伝統出版任 火(河北聯合大学出版管理センター) 中国のデジタル出版産業における総生産額は,2000年の15.9億元から増大を […]
《第3セッション》 出版史・出版教育の視点からみた出版 大学における出版教育のあり方を考える――大学におけるシラバス調査から蔡星慧(学習院女子大学講師) 本報告では,日本の大学における出版教育のあり […]
《第4セッション》 知財・法制の視点からみた出版 日本出版社の海外ライセンス販売――マンガを事例に玉川博章(日本大学講師) マンガの海外展開をグローバリズムという視点からとらえてみると,第一に海賊行 […]
国際出版研究フォーラム「総括討議」 ●座長(山田国際交流委員会委員長) 国際出版フォーラム総括討議をはじめるにあたって、各セクションで話された共通の理念というべき4つのキーワードを提起したいと […]
■第15回 国際出版研究フォーラム(東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科博士課程開設10周年記念) テーマ: 転換期におけるメディアとしての出版 開催時期:2012年10月20日(土)~10月 […]
■2012年度 日本出版学会 春季研究発表会 日 時: 2012年5月19日(土) 10:00~17:00会 場: 大正大学 巣鴨校舎 東京都豊島区西巣鴨3-20-1参加費: 会員1,00 […]
デジタル時代の書店のビジョン――フューチャー・ブックストア・フォーラム報告書から 日本出版学会は2012年5月19日に大正大学巣鴨校舎で,「2012年度 総会・春季研究発表会」を開き,特別シンポジウム […]
■ 「出版実務教育の現状と課題」についての一考察 ――「出版技術講座」30年と短大での出版教育の経験の中から (2012年5月 春季研究発表会) 下村昭夫 1.戦後の「出版実務教育」の歩み 出版業界に […]
■ メディア論から見た「電子書籍論」――その困難と可能性について (2012年5月 春季研究発表会) 林 智彦 【電子書籍「論」元年】 2010~11年にかけて,「電子書籍」に関する議論が,わが国のさ […]
■ 電子出版の全盛時代にも成長していく出版社の戦略 ――出版社のノウハウとブランド活用を自費出版に学ぶ (2012年5月 春季研究発表会) 主藤孝司 今回は電子出版全盛時代に出版社が生き残る戦略の検 […]
■ 著者と編者の間 ――フッサールの『経験と判断』を編集したラントグレーベの作業について (2012年5月 春季研究発表会) 信木晴雄 はじめに 『経験と判断』は1938年に著者のエドムント・フッサー […]
■ 日露開戦過程における雑誌『東洋』に関する一考察 (2012年5月 春季研究発表会) 石川徳幸 『東洋』は貴族院議長であった近衛篤麿が出資した個人雑誌で,国民同盟会の機関誌的役割を担った雑誌である […]
■ 日本初の料理カード雑誌『COOK』研究 ――千趣会とBGが創出した食メディアを考察する (2012年5月 春季研究発表会) 押田信子 はじめに カタログ通販会社千趣会発行の日本初カード付月刊雑誌『 […]
■ 19世紀末の韓国近代新聞にみられる広告――出版関連の広告を中心として (2012年5月 春季研究発表会) 方 美英 はじめに 韓国の新聞に広告がみられたのは1886年頃である。その後,広告は次第に […]
■ ナチス時代のドイツ図書館 (2012年5月 春季研究発表会) 佐藤隆司 学会では「ナチス時代のドイツ図書館――12人の図書館長を例として」として発表した。そこではナチスに協力した図書館長や,それ […]
国立国会図書館蔵「特500」資料群に関する基礎的研究 牧 義之(名古屋大学大学院生・日本学術振興会特別研究員-DC1) 本発表で考察した国立国会図書館蔵「特500」資料群は,戦前に内務省に納本後,昭 […]
『サンデー毎日』特別号「小説と講談」の変遷――戦前の週刊誌考 〈発表の概要と補足〉 中村 健(大阪市立大学学術情報総合センター) 本稿では発表の要点と,予稿集の紙幅の都合上,記述不足になった部分を補 […]
近世出版における板木の役割――「白板」の機能 金子貴昭(立命館大学衣笠総合研究機構研究員) 1.はじめに 報告者は,奈良大学が管理する板木を中心に,板木資料のデジタルアーカイブ活動と公開(注1)を進め […]
権利の倫理学と共通善の倫理学――出版ジャーナリズムにおけるプライバシー侵害の新しい視点 塚本晴二朗(日本大学法学部新聞学科教授) プライバシー侵害が問題になる時侵害された側は,不法行為を主張する。プ […]
Insel出版社の100年とKippenberg(1874-1950)の果たした役割 佐藤隆司 ゲーテ,トマス・マン,シュテファン・ツヴァイクなど古典的文学の出版社として,Insel出版社はとりわけ […]
■ 2011年度 日本出版学会 秋季研究発表会 日 時: 2011年11月5日(土) 13:30~17:00会 場: 中京大学 名古屋キャンパス センタービル6階 0603教室 名 […]
阪神大震災からの復興と出版流通 福嶋 聡 神戸の経験,『阪神大震災と出版』(日沖桜皮編 日本エディタースクール出版部)をはじめ,書物として残された震災からの復興の記録と記憶を,今回の東日本大震災か […]
出版業界における東日本大震災の影響とその対策書店の被災 星野 渉 東日本大震災によって何らかの被害を受けた書店は787店,1都1道14県に及んでいる。被災書店での損害額は商品だけで約17億円(取次 […]
■EPUBの可能性と課題――EPUB電子雑誌「OnDeck」の試みから見えてきたもの (2011年5月 春季研究発表会) 高木利弘 問題提起――EPUB 3.0によっても解決しない課題の存在 米国の […]
■2010年と2011年に実施した電子書籍に関する調査結果の比較 (2011年5月 春季研究発表会) 矢口博之・植村八潮 はじめに 米国では電子書籍市場が拡大を続けている一方,日本国内における電子書 […]
■日本のオンデマンド出版,その蹉跌と再生 (2011年5月 春季研究発表会) 中西秀彦 オンデマンド出版の蹉跌 日本のオンデマンド出版は1999年頃から,日販の「ブッキング」や,紀伊國屋書店の「電写 […]
■公共図書館における電子書籍の利活用と出版業界 (2011年5月 春季研究発表会) 湯浅俊彦 1.「図書館資料」とはなにか 図書館における利用者サービスの基本となるのは,その図書館が所蔵する資料であ […]
■企業のブランド構築と書籍出版 (2011年5月 春季研究発表会) 主藤孝司 概 要: 書籍出版が企業経営に好影響をもたらす事例については,2009年度の日本出版学会春季研究発表会で発表したとおりで […]
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