日 時: 2019年11月30日(土) 12:45~17:10
会 場: 奈良女子大学 文学系S棟128教室
奈良県奈良市北魚屋西町
http://www.nara-wu.ac.jp/nwu/intro/access/map/index.html
交 通: 近鉄奈良駅(1番出口)から徒歩約5分
(新幹線利用の場合は、近鉄京都駅(JR京都駅に隣接)から
近鉄奈良駅まで特急約35分、急行45分)
参加費: 会員1,000円 非会員2,000円 学部生 無料(*学生証提示者のみ)
懇親会: 6,000円
[プログラム]
12:20 開場・受付 (S棟1階 128教室前)
《ガイダンス》 12:45~12:55
「出版学会へのアプローチ」 中村 健(大阪市立大学)
*日本出版学会が編集した『出版史研究へのアプローチ』を始めとする研究資料を紹介する。
《個人研究発表》 13:00~15:00
13:00 「大手書店チェーンの販売実績について――少し前の本、新刊ともに売れるのか」
伊藤民雄(実践女子大学)
13:30 「電子出版を活用した学校教育・大学教育の新展開――追手門学院の事例研究」
湯浅俊彦(追手門学院大学国際教養学部)
14:00 「清末の雑誌出版における『農学報』が果たした役割――羅振玉の論説を中心に」
南 岳(北海道大学国際広報メディア・観光学院博士後期課程)
14:30 「活字化された個人情報を編む」
滝口富夫(八木書店)
〈休憩〉15:00~15:20
《会場校あいさつ》 15:20~15:25
磯部 敦(奈良女子大学)
《シンポジウム》 15:25~17:00
「デジタル絵本における読書と制作――出版メディアの還流構造をデザインする」
第1部 15:25~15:55
問題提起 「読書から制作へ――デジタル絵本にみる子どもの情報行動の変化」
報告者:池下花恵(相模女子大学 学芸学部メディア情報学科 准教授)
【概要】
デジタル絵本の制作ワークショップを通じて、子どもの読書アクセシビリティを保障する取組みを実践している池下花恵先生に、デジタル絵本制作ワークショップにおけるデジタル絵本の生産、流通、利用、保存について明らかにしていただく。
第2部 16:00~17:00
ディスカッション「電子出版と子どもによる出版制作」
司会者:
湯浅俊彦 (追手門学院大学国際教養学部 教授)
討論者:
池下花恵 (相模女子大学 学芸学部メディア情報学科 准教授)
村木美紀 (同志社女子大学 学芸学部メディア創造学科 准教授)
阪本健太郎(あかし市民図書館 指定管理者 株式会社図書館流通センター)
【概要】
子どもの読書環境の変化について、さまざまな言説が流布しているが、もっとも重要な点が欠落している。それは「読書」という受け手としての「子ども像」から、「制作」を行うことができる送り手としての「子ども像」への変化の問題である。例えば、親や保育者、あるいは図書館司書が絵本の読み聞かせを行うことが一般的であった時代から、今日ではデジタル絵本を子ども自身が制作し、発表し、学校や公共図書館が運営する電子図書館に電子書籍として流通、利用、保存することが可能になっている。出版における紙から電子へ移行が与える影響を、子どもによる出版制作の観点から討議する。
《閉会のあいさつ》 17:00~17:10
会長 植村八潮(専修大学)
《懇親会》 17:30~19:30
会 場:奈良女子大学 ラウンジ(S棟1階) (参加費:6,000円)