日 時: 2019年5月11日(土) 9:30~17:30
会 場: 跡見学園女子大学 文京キャンパス 2号館4階
東京都文京区大塚1-5-2
http://www.atomi.ac.jp/univ/about/campus/access.html
交 通: 東京メトロ 丸ノ内線 茗荷谷駅 徒歩2分、有楽町線 護国寺駅 徒歩8分
参加費: 会員 1,000円 一般 2,000円 学部生 無料(*学生証提示者のみ)
懇親会: 6,000円
[プログラム]
09:00 開場・受付
《第1会場》 2号館4階2401教室
〈ワークショップ〉
09:30~11:00
「学術書のアクセシビリティ――手話翻訳動画、テキストデータ提供の実践から」
司会者・問題提起者:植村要 討論者:羽田野真帆、高橋淳、木下衆、東知史
【概要】
近年、書籍アクセシビリティを確保するための方法として、多くの場合で電子化が採用されている。羽田野真帆・照山絢子・松波めぐみ編『障害のある先生たち』(生活書院)は、本文のテキストデータと、日本手話に翻訳した動画を提供した。木下衆著『家族はなぜ介護してしまうのか』(世界思想社)は、電子書籍版をEPUBリフローにし、本文のテキストデータを提供した。本ワークショップは、この2冊を事例に、学術書のアクセシビリティを確保する方法と課題について議論する。
〈研究発表〉
11:30 「4コママンガの読みの変化:縦書きと横書き、コマ割りの観点から」 村木美紀
12:00 「1970年代の投稿誌『わいふ』と『女・エロス』両者を比較して見えてくる「雑誌が死ぬとき」について」 豊田雅人
《第2会場》 2号館4階2402教室
〈研究発表〉
09:30 「中西松香堂の江戸期書肆から明治期印刷会社への変容」 中西秀彦
10:00 「戦後におけるナウカ社と大竹博吉――占領期・50年代における出版史の一側面」 吉田則昭
10:30 「雑誌『東亜時論』―― 十九世紀末における東亜同文会の中国時局観」 張賽帥
〈ワークショップ〉
11:10~12:30
「デジタル時代にどう向き合うか?―出版史研究の新たな方法と課題」
司会者:磯部敦 問題提起者:中村健、中川裕美 討論者:山中智省
【概要】
出版史研究において、紙資料とデジタル資料を組み合わせた研究法が一般化しつつあるが、新たな課題も浮かびあがっている。本WSでは「雑誌のWEB版とデジタルアーカイブがもたらす雑誌研究の変化」と「pixivやカクヨムといった電子ツールによって書かれた作品を出版資料学の観点からどのように考えるのか」の2つの課題をとりあげ、これからの出版史研究のありかたを議論する。
なお、本WSは、5月刊行予定の日本出版学会関西部会編『出版史研究へのアプローチ―雑誌・書物・新聞をめぐる5章―』(出版メディアパル)を受けて、新たな問題を提起するものである。
〈休憩〉 12:30~13:50
《2019年総会》 13:50~14:15 (2号館4階2405教室)
《感謝状贈呈式》 14:15~14:30 (2号館4階2405教室)
《日本出版学会賞授賞式》 14:30~14:50 (2号館4階2405教室)
《日本出版学会創立50周年記念講演》
15:15~15:50 (2号館4階2405教室)
「日本出版学会と出版ニュース社――共に歩んだ50年を顧みて」 清田義昭
《日本出版学会創立50周年記念シンポジウム》
16:00~17:30 (2号館4階2405教室)
「日本出版学会のこれから――何をどうする学会であるべきか」
司会者:塚本晴二朗
登壇者:石川徳幸・植村八潮・梶原治樹・富川淳子・中川裕美
17:30 閉会
《懇親会》 18:00~20:00
会場: イタリア市場食堂「ラ・クローチェ」 (東京都文京区小日向4-7-10 2階)