このたび日本出版学会では,創立50周年記念事業の一環として,学会誌『出版研究』を電子化し,国立研究開発法人・科学技術振興機構が構築した「J-STAGE」(科学技術情報発信・流通総合システム)を通じて公開することとなりました.
現在,学術雑誌の世界では「J-STAGE」による電子化・公開の動きが加速しており,過去の学術論文が本文検索・閲覧できることは,研究者の利便性を高めるものです.こうした状況の中,日本出版学会でも『出版研究』1号からのバックナンバーを電子化・公開し,最新号についても1年の猶予をもって電子化・公開することを2018年度総会で決定いたしました.
つきましては,会員の皆様ならびに『出版研究』既刊号に論文を発表された皆様には,本事業推進のために,以下の点をご留意ご了承いただきたくお願い申し上げます.
1.『出版研究』への投稿に際しての留意点
今後,『出版研究』に投稿される方は,特にお申し出がない限り,掲載された論文が1年後に電子化・公開されることをご了承のうえ,投稿をお願いいたします.
また,論文中の図版など掲載許可が必要なものは,電子化による公開のための著作権,掲載許可等の権利処理を著者自身でおこなったうえで投稿をお願いいたします.
2.『出版研究』バックナンバーの論文の電子化・公開について
『出版研究』バックナンバーの論文の電子化・公開については,2019年3月までにすでに38号から47号をJ-STAGEに登載しております.
しかしながら創刊より50年の歴史をもつ本誌において,著者あるいは著作権継承者に相当する方を対象に,電子化・公開の許諾を個々に得ることは,現在の学会の事務体制では困難であります.
よって既刊号に掲載された論文の電子化・公開を辞退される場合には,2019年12月31日までに事務局に申告していただくこととし,その期間にお申し出のなかった論文につきましては,電子化・公開の許諾が得られたものとして扱い,「J-STAGE」への登載を進めることといたします.
もとより,その期日を過ぎた後でも,著者あるいは著作権継承者から論文の公開を差し止めるご要望があった場合には,本学会はその意思に従い登載を取り下げ,非公開といたします.
電子化・公開を希望されない場合は,論文の題目と掲載号を明記して,下記の事務局の連絡先に郵送・FAX,または電子メールにてご連絡ください.
なお,論文中の図版など掲載許可が必要なものは,執筆者ご自身で再度,電子化・公開の許可をお取りいただき,それにともなう掲載料が求められた場合は,ご自身でご負担ください.
出版研究の環境向上のために,上記の対応にご理解とご協力をお願いいたします.
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