出版研究 35号(2004年)
■ 論文
学消赤門支部と東大生の読書文化
――昭和10年前後における左翼読者の自己組織化
永嶺重敏
「本文」編集のアポリア
――宮沢賢治の校本全集を例に
明星聖子
■ 研究ノート
現代における青少年向け書籍の発展
――ヤングアダルト文庫出版史
玉川博章
■ 資料
時事通信社『時事通信・時事解説版』と大熊信行
――1946~1948年を中心として
仙石和道
■ 国際交流
「第11回 国際出版研究フォーラム」の概要
植田康夫
本の力と未来
遠藤千舟
日本における出版産業の現状と課題
下村昭夫
現代日本の雑誌出版
川井良介
統計図表に見る出版の世界 4
道吉 剛
■ 書評
長谷川一=著 『出版と知のメディア論――エディターシップの歴史と再生』
香内三郎
日本出版学会=編 『白書出版産業――データとチャートで読む日本の出版』
宮下正房
浜崎 廣=著 『女性誌の源流――女の雑誌,かく生まれ,かく競い,かく死せり』
三鬼浩子