学会誌『出版研究』目次(第11号;1980年~第15号;1984年)


11号(1980年)/ 12号(1981年)/ 13号(1982年)/ 14号(1983年)/ 15号(1984年)

出版研究 11号(1980年)

■ 論文

   日本出版史研究の問題点

川瀬一馬

   アメリカのマス・ペーパーバック 流通機構とその問題点

金平聖之助

   ピーター・H・マンの読書研究

清水一嘉

   近代イギリス読者層にかんする研究史

山本武利

   内川芳美編『日本広告発達史』(上・下巻)の方法論をめぐって

島守光雄

   書籍価格と読者購買力
     ――出版開発における時代区分の試み

箕輪成男

■ レポート

   日本出版学会の十年

林 伸郎

出版研究 12号(1981年)

■ 特集1 出版流通問題の実証的研究

   地方・小出版とその流通
     ――地方・小出版流通センター五年の活動を中心に

大原哲夫

   流通問題と読者
     ――その経験的覚書

宗武朝子

   出版物流通におけるDTC(対消費者直販)の変容とその要因

遠藤千舟

   近代における揺籃期の出版流通
     ――明治初年~明治二十年代へ

矢作勝美

■ 特集2 出版研究の方法と状況

   金港堂「社史」の方法について

稲岡 勝

   韓国出版学の現況

安 春根

■ 論文

   検閲 ――その史的概観
     ――十七世紀まで

清水英夫

■ 資料

   もう一つの戦後出版史
     ――小冊子類の刊行を追う

福島鑄郎

   第一書房ノート
     ――付・第一書房図書目録

大久保久雄

出版研究 13号(1982年)

■ 論文

   言語過程としての出版
     ――対象の設定

吉田公彦

   文献情報論から見た出版

井上 如

   科学雑誌ジャーナリズム考

里深文彦

   フランスの新再版制

矢野浩三郎

   雑誌を中心とする広告効果研究

島守光雄

   出版統制下の「読書運動」

香内信子

   出版流通機構の変遷
     ――一六〇三~一九四五

高橋正実

■ 書評

   出版研究への科学的アプローチ

清水英夫

   発言する書店

紀田順一郎

   近代出版史と社史

稲岡 勝

   出版の“現在(いま)”を求めて

佐藤知範

■ レポート

   『日配時代史』と私

宗武朝子

   『國書總目録』にみる文献の蓄積

鈴木徳三

出版研究 14号(1983年)

■ 論文

   書評について
     ――イギリスの場合

清水一嘉

   〈円本全集〉による「読書革命」の実態
     ――諸家の読書遍歴にみる

植田康夫

   出版社の企業イメージ
     ――大学生にみる出版業界の実像と虚像

木谷一松

■ 書評レポート

   江戸時代の読書普及の担い手

今田洋三

   罪に問われた書物たち
     ――日本近世の禁書

宗政五十緒

   消費社会の出版

丸田耕三

■ 論文

   日本語の表記と句読法について

井口大介

   ストック情報としての出版
     ――そのニュー・メディア対応

島守光雄

   愛読者カードに見る読者像
     ――小学館版『日本国憲法』について

小松謙二郎

   環境変化のインパクトと労働質の老齢化について

下村彦四郎

出版研究 15号(1984年)

■ 論文

   明治出版史から見た奥付とその周辺

稲岡 勝

   一九二、三〇年代のメディア普及状態
     ――給料生活者、労働者を中心に

有山輝雄

   出版流通機構の変遷
     ―― 一九四五~一九四九

高橋正実

   日・米間の雑誌の部数差とその背景(試論)

藤本信彦

   文献情報とニューメディアの関連性について

遠藤千舟

■ レポート

   アメリカ・タブロイド週刊誌『ナショナル・エンクワィアラー』の研究

星川正秋

■ 資料

   敗戦前後・一編集者の生活
     ――池島信平の「私信」に読む

塩澤実信

■ 書評レポート

   書籍目録の再吟味

彌吉光長

   「迅速・正確・低コスト」を成り立たせているもの

宗武朝子

   技術への期待と限界と

紀田順一郎