「大宅壮一が遺したもの」
報 告:阪本博志(帝京大学)
日 時:2023年2月24日(金) 19時00分~20時30分(予定)
場 所:オンライン開催(Zoom)
参加費:無料
定 員:100名
申込先:https://forms.gle/fkjZo93ifQ2Ymync8
(Google Formにて受け付けます。上記URLをクリックしご登録をお願いします。)
申込締切:開催3日前(2023年2月21日(火))まで
*参加者には開催前日までに、ZoomのURLをお送りします。
なお、指定の定員を超えた場合は、先着順とさせていただきます。
【開催概要】
報告者は2019年11月に、大宅壮一(1900~1970)に関する初の学術書『大宅壮一の「戦後」』(人文書院)を上梓した。このなかで、戦後の「マスコミの王様」と呼ばれた大宅の活動と、戦時中の海外ルポルタージュの発表やプロパガンダ映画へのかかわりとの連続性を論じた。今回の発表では、同書の延長線上に「大宅壮一が遺したもの」について考えたい。
大宅没後の1971年に蔵書(雑誌17万冊書籍3万冊)を礎にして財団法人大宅文庫(現・公益財団法人大宅壮一文庫)が設立された。このことに象徴されるように、大宅のライフヒストリーは雑誌というメディアと深く結びついたものである。発表では、大宅のライフヒストリーと雑誌とのかかわりを述べたあと、戦間期に彼が考案し実際に雑誌づくりにいかした「智的労働の集団化」など、大宅が遺したものをとりあげる。