日本出版学会 関西部会のご案内(2017年6月25日開催)

■日本出版学会 2017年度第1回(通算第99回)関西部会のご案内(2017年6月25日開催)

「渡辺霞亭と菊池幽芳――大正期大阪の大衆文化」

 大正期大阪の新聞小説を研究されている相良真理子氏にご報告いただきます。
 当日は、メディアミックスの時代的な変化を考えるため中村健会員が昭和2年に『大阪朝日新聞』に連載の土師清二「砂絵呪縛」を比較事例として報告し、参加者の皆さんと意見交換・議論を進めていきたいと考えています。
 ご参加をお待ちしています。

日時: 2017年6月25日(日)14時00分~16時00分
      ※終了後、中西印刷内の活版ミニ博物館を見学します。
報告: 相良真理子氏(大阪市史料調査会調査員)
会場: 中西印刷 大会議室
      http://the.nacos.com/nakanishi/access.php
      京都府京都市上京区下立売小川東入ル 

交通:市営地下鉄烏丸線「丸太町」駅下車(2番出口より徒歩10分)
 京都府庁への道筋の案内がでていますので、京都府庁を目指してください。その西隣が京都府自治会館でさらに隣が中西印刷です。
   *開催日は休業日にあたるため入口に案内を出します。

参加費:会員300円・非会員500円
    会員でない方の参加も大歓迎です。当日直接お越しください。

【概要】
 本報告では、明治後期から大正期に活躍した渡辺霞亭と菊池幽芳について取り上げる。彼らの小説は連載後すぐに上演され、ストーリーの面白さのみならず挿絵や役者の魅力、新聞社間の熾烈な競争を背景にして、画集の出版、関連商品や髪型の流行、作品をイメージした茶屋の開店などへと広がった。大正期大阪の大衆文化との関連で考察する。

【報告者のプロフィール】
1984年生。2015年関西大学大学院博士課程後期課程修了、博士(文学)。現在、関西大学文学部非常勤講師及び大阪市史料調査会調査員。専門は近現代史。「大正期の道頓堀五座と菊池幽芳」『大阪の歴史』79 2011年、「新聞作家と道頓堀五座」(大谷渡編『大阪の近代-大都市の息づかい』東方出版刊、2013年)、「大阪の新聞作家渡辺霞亭―生涯と思想―」『大阪の歴史』85 2017年、等を発表。     

関西部会担当:湯浅俊彦 
連絡先
立命館大学
〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1 
TEL: 075-466-3136 (研究室直通)
FAX:075-465-8188(文学部事務室)