『上方芸能』の48年――何を志してきたのか
今年6月、『上方芸能』が200号をもって終刊を迎えました。創刊から48年、関西の文化を議論する場として長く活動してきた同誌の歩みを発行人であった木津川計氏を迎えてお話しいただきます。
【概要】
創刊した1968年は万博の2年前、すでに大阪は湧き立っていました。しかも、高度経済成長期でした。文化は脇に追いやられ、伝統芸能は逼迫していたのです。
なんとしても大阪の伝統芸能を復権させねばの思いで創刊したのです。その思いは大阪の都市格を引き上げることと一体でした。「がめつい都市から含羞都市へ」が目標だったのです。終刊しましたが、この課題は残ったままです。
木津川 計氏(評論家・元『上方芸能』発行人)
【プロフィール】
1935年生まれ。高知市出身。大阪市立大学文学部卒。1986年~2006年立命館大学教授。京都市芸術功労賞、菊池寛賞受賞。著書に『上方の笑い』『上方芸能と文化』『<趣味>の社会学』他多数。
現在「木津川計の一人語り劇場」主宰。
日 時:2016年9月26日(月)18時30分~20時30分
会 場:関西学院大学大阪梅田キャンパス 1004教室
http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/
大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー10階
*「梅田コマ劇場」「ホテル阪急インターナショナル」のあるビルです。
オフィス用エレベーターをお使いください。
交 通:阪急梅田駅茶屋町口徒歩5分、JR大阪駅北口徒歩8分、地下鉄梅田駅徒歩8分
参加費:会員300円・非会員500円
会員でない方の参加も大歓迎です。当日直接お越しください。
関西部会担当:湯浅俊彦
連絡先:
立命館大学
〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
TEL:075-466-3136(研究室直通)
FAX:075-465-8188(文学部事務室)