日本出版学会 関西部会のご案内(2015年10月1日)

■日本出版学会2015年度第5回(通算第92回)関西部会のご案内 (終了しました)

テーマ:「海文堂書店の記憶と記録」

報告者:平野義昌氏(元海文堂書店人文担当)

日 時:2015年 10月1日(木) 18時30分~20時30分(終了しました)
会 場:関西学院大学大阪梅田キャンパス 1003教室(定員42名)
参加費:会員300円・非会員500円
     http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/
     大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー10階
 *「梅田コマ劇場」「ホテル阪急インターナショナル」のあるビルです。オフィス用エレベーターをお使いください。

交 通:阪急梅田駅茶屋町口徒歩5分、JR大阪駅北口徒歩8分、地下鉄梅田駅徒歩8分

会員でない方の参加も大歓迎です。当日直接お越しください。
終了後,懇親会を予定していますので,ご自由にご参加ください。 

 2013年9月30日、神戸・元町の海文堂書店が多くの市民に惜しまれつつ、100年に及ぶその歴史に幕を下ろしました。今回の日本出版学会関西部会では、関西の人たちになじみの深いこの海文堂書店に閉店時まで勤務し、今年7月に『海の本屋のはなし―海文堂書店の記憶と記録』(苦楽堂)を上梓した平野義昌氏をゲストに迎え、お話しを伺うことにしました。書店が次々と消えていく現状について、海文堂書店とは何だったのかを振り返ることによって明らかにし、これからの出版のゆくえについて考えていきたいと思います。(文責:湯浅俊彦・関西部会長)

【概要】
 あの店で働いていたときから、人を訪ね、資料を探し、神戸の本屋の歴史を少しずつ書いてきました。残しておかないと消えてしまうと思ったのです。その中に海文堂書店も入ってしまうとは思ってもいませんでしたが。もし本にできなければ、ガリ版を切ってでも残したいと思いました。「なぜ、あれだけ惜しんでくれたのか?」。私には最後までわかりませんでした。その答えが欲しくて、私はこの本を書いたのかもしれません。海文堂のOB、スタッフとサポーターたちの叱咤激励で書き上げることができました。

【報告者のプロフィール】
平野義昌(ひらの・よしまさ)
 1953(昭和28)年、神戸市生まれ。76(昭和51)年、関西学院大学卒業後コーベブックス入社。化粧品販売会社を経て83(昭和58)年、三宮ブックス入社。2003(平成15)年、海文堂書店入社。2013年9月、同店閉店まで勤務。著書に『本屋の眼』(みずのわ出版、2006年)。

※なお、当日は苦楽堂さんのご協力により、『海の本屋のはなし―海文堂書店の記憶と記録』を会場にて販売します。

関西部会担当:湯浅俊彦

連絡先:
立命館大学
〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
TEL:075-466-3136(研究室直通)
FAX:075-465-8188(文学部事務室)