明治前期の京都における情報発信に関する試論
――約80種の雑誌の発行状況を手がかりに
報告者:樋口摩彌氏(同志社大学大学院博士後期課程)
日 時:2014年11月7日(金) 19時00分~21時00分
会 場:日本大学法学部三崎町校舎 2号館2階222講堂
東京都千代田区三崎町2-3-1
http://www.law.nihon-u.ac.jp/access/index.html
交 通:JR総武線・中央線 水道橋駅 徒歩5分
都営地下鉄三田線 水道橋駅 徒歩6分
都営地下鉄新宿線・三田線,東京メトロ半蔵門線 神保町駅 徒歩7分
参加費:無料
お申込み先:
「日本出版学会事務局」宛にメール(info@shuppan.jp)またはFAX(03-3313-7348)で,「氏名・電話番号・ご所属・学会員か非学会員か」を明記の上,お申し込みください。
満席の場合のみご連絡いたします。
【報告要旨】
明治元~20年の京都では,80種類以上もの雑誌が発行され,その内容も文芸・医学・教育など,多種多様な情報が発信されていた。
本報告では,雑誌記事の分析の前段階として,全雑誌の書誌的情報や発行元に注目し,明治前期の京都における雑誌発行状況を概観する。また日本随一の隆盛を極めた京都の近世出版機構を念頭に,雑誌間で形成される発行元のネットワークを浮かび上がらせる。
【報告者プロフィール】
1985年,京都府生まれ。同志社女子大学大学院文学研究科日本語日本文学専攻博士前期課程修了,現在同志社大学大学院社会学研究科メディア学専攻博士後期課程在学中。
主要著作に,「明治前期の京都で発行された新聞・雑誌の基礎的調査:所蔵調査と創廃刊日の特定作業」『メディア学:文化とコミュニケーション』第27号(2012.12),「明治初年における「新聞」受容の風景」『メディア史研究』第36号(2014.8)。