「出版史研究の手法を討議するその2:
1970年代の雑誌『明星』とその読者の考察から雑誌分析の方法を考える」
報告者: 田島 悠来氏 (同志社大学)
日 時:2014年7月17日(木) 18時30分~20時30分(終了しました)
会 場:関西学院大学大阪梅田キャンパス1401教室
大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー14階
http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/
*「梅田コマ劇場」「ホテル阪急インターナショナル」のあるビルです。
オフィス用エレベーターをお使いください。
交 通:阪急梅田駅茶屋町口徒歩5分,JR大阪駅北口徒歩8分,
地下鉄梅田駅徒歩8分
参加費:会員300円・非会員500円
会員でない方の参加も大歓迎です。当日直接お越しください。
終了後,懇親会を予定していますので,ご自由にご参加ください。
【開催趣旨】
関西部会では,会員間,研究者間で,「出版史研究」のより活発な議論と成果の進展のため,ベースとなる研究手法,研究の進め方,評価モデル,定義などを共有し,その意味を探ることを目的に「出版史研究の手法を討議する」研究会シリーズを開催しております。
第2回目となる今回は,報告者が2014年3月に同志社大学に提出した博士論文「1970年代の「アイドル」文化装置としての雑誌『明星』」を素材として,その研究成果を報告するとともに,論文で用いた雑誌の分析手法を紹介しながら,今後の出版史研究の活性化に向けて,その有用性と課題点について議論していきます。
具体的には,近年,マス・コミュニケーション研究分野においてメディア分析,特に新聞記事の分析を行う際の内容分析に代わる手法として着目されてきている言説分析を雑誌記事の分析に援用することにより,量的・質的分析の共存が出版学において可能であるのか,また,単にテクストを分析することに終始するのみならず,編集者へ向けたインタビューを実施すること,読者ページでの読者交流の場をも議論の俎上に置いていくことにより,メディアの送り手,受け手双方の態度やテクストが生み出されてきた社会的文化的な背景とその変化を捉えながら雑誌がその時代に存在した意味合いについて考えることはできないであろうか,以上の問題提起に従って進めていきます。
関西部会担当:湯浅俊彦
連絡先:立命館大学
〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
TEL:075-466-3136(研究室直通)
FAX:075-465-8188(文学部事務室)