「学術出版の技術変遷 -活版からDTPまで-」
【開催趣旨】
近代は書籍の流通とともに始まったが,それはとりもなおさず印刷技術の発展によるところが大きい。グーテンベルグにはじまる活版印刷技法は500年間ほとんどその姿を変えることがなかったが,1980年代,急速にコンピュータによる電子組版に置き換わる。本報告では,そうした変化がもっとも極端なかたちであらわれた学術出版を例にとり,電子組版の普及の様相とそれによる学術研究の変容について論考する。
長年学術を支えてきた印刷の現場で,学術組版の伝統を守るために,扱いにくいコンピュータと格闘した名もない職人達にも光をあてたい。
報告者:中西 秀彦氏(中西印刷株式会社・専務取締役)
【報告者のプロフィール】
1956年京都府生。1980年京都大学文学部卒業。中西印刷株式会社専務取締役。大谷大学非常勤講師。著書に「活字が消えた日」(晶文社 1994年),「印刷はどこへ行くのか」(晶文社 1997年),「我,電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す」(印刷学会出版部,2010年)など多数。
最新刊は「学術出版の技術変遷論考-活版からDTPまで-」(印刷学会出版部,2011年)
日 時:2012年3月7日(水) 18時30分~20時30分
会 場:関西学院大学大阪梅田キャンパス 1406教室
http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/
大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー14階
*「梅田コマ劇場」「ホテル阪急インターナショナル」のあるビルです。
オフィス用エレベーターをお使いください。
交 通:阪急梅田駅茶屋町口徒歩5分,JR大阪駅北口徒歩8分,
地下鉄梅田駅徒歩8分
参加費:会員300円・非会員500円
会員でない方の参加も大歓迎です。当日直接お越しください。
終了後,懇親会を予定していますので,ご自由にご参加ください。
関西部会担当:湯浅俊彦
連絡先:立命館大学
〒603-8577 京都市北区等持院北町56-1
TEL:075-466-3136(研究室直通)
FAX:075-465-8188(文学部事務室)