「オープンサイエンス時代における「研究・データ・出版」」鈴木親彦(2017年12月 秋季研究発表会)
オープンサイエンス時代における「研究・データ・出版」――「日本古典籍データセット」と「『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ」を事例に 鈴木親彦(情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤 […]
オープンサイエンス時代における「研究・データ・出版」――「日本古典籍データセット」と「『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ」を事例に 鈴木親彦(情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤 […]
江戸中期から後期の出版規制を再考する――天保13年『偐紫田舎源氏』絶版処分一件をめぐって 鎌田大資(椙山女学園大学) すべての研究が、中断された終わりなき解釈の一断片として発表された思考の化石だとし […]
明治の読者共同体――文芸投書雑誌『文庫』『新声』の読者を例に 宮本温子(筑波大学図書館情報メディア研究科博士前期課程) 1.はじめに 本研究は、明治後期に刊行された文芸投書雑誌『文庫』(明治28年~ […]
1920年代の反理論とその帰結――社会運動における渋谷定輔・『農民自治』と『文芸戦線』の分岐点 新藤雄介(福島大学) 1.問題の所在と研究の方法 大正14(1925)年、福本和夫(北条一雄)が理論誌 […]
中公新書刊行の言葉の思想加藤秀俊の経験論 松井勇起(筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士後期課程) 1962年に中央公論社は中公新書を創刊し、社会学者の加藤秀俊京大人文研助手が刊行の言葉を執筆 […]
戦後マンガ出版物における「書籍」概念の位置付け――「マンガ文庫」の誕生とその変容を事例に 山森宙史(四国学院大学) 本発表は、「マンガ文庫」の歴史的成立過程から、1970年代以降のマンガ出版物におけ […]
中国人の文化的姿勢と翻訳書のテーマ選定――2000~2016年に中国語訳された日本語書籍を中心に 陸 詩琪(立命館大学大学院博士前期課程) 概 要 本研究は現代中国の文化的変容を探求する観点から、中 […]
《第39回(2017年度) 日本出版学会賞受賞記念講演会報告》 「読書する共同体とナチズムの台頭」 竹岡健一 (会員、鹿児島大学) ブッククラブは読書の民主化の契機であり、またドイツ・ナショナリズム […]
《シンポジウム》 出版史研究の史料とその方法 パネリスト 中川裕美(岐阜聖徳学園大学) 日比嘉高(名古屋大学) 牧 義之(長野県短期大学)討論者 浅岡邦雄(中京大学)司会 柴野京子(上智大学 […]
■ 日本出版学会 2018年度 春季研究発表会 日 時: 2018年5月12日(土) 9:30~17:30会 場: 専修大学神田キャンパス 5号館 東京都千代田区神田神保町3-8 […]
《第38回(2016年度)日本出版学会賞 記念講演会》 『占領下の児童出版物とGHQの検閲』 共同文化社刊 谷 暎子 本学会の設立10周年記念事業としてはじまった日本出版学会賞は、今回で38回目の表 […]
第17回 国際出版研究フォーラム 実施概要 樋口清一(国際交流委員長) 第17回の国際出版研究フォーラムが,2016年10月30日(日)に中国・山東省青島で開催された。同フォーラムは,日本出版学会, […]
第17回 国際出版研究フォーラム 開催挨拶より 植村八潮(日本出版学会会長) 本日,第17回国際出版学術シンポジウム(The International Forum on Publishing St […]
日本での出版業発展の趨勢と編集人材の需給――人材供給サイドの大学での出版教育の現状と課題 清水一彦(江戸川大学教授) まずデジタル時代の編集人材の需要を概観した。デジタル・コンテンツ供給業者でもある […]
デジタル・ネイティブと出版・メディア教育 柴野京子(上智大学) 本報告では,デジタル・ネイティブ世代を迎えた大学において,出版・メディア教育がどのように行われうるか,発表者による上智大学文学部新聞学 […]
編集者の育成環境について――跡見学園女子大学を例に大学の出版教育における冊子制作授業のあり方を考察する 富川淳子(跡見学園女子大学文学部現代文化表現学科) 大学における編集実務教育として冊子制作を課 […]
“ネットファースト型”の出版企画についての事例報告 堀 鉄彦(電子書籍を考える出版社の会フェロー, 出版・著作権等管理販売研究会顧問, ホリプランニング(HoriPlanning)代表) ネットワー […]
出版編集倫理に関する考察 山田健太(専修大学) 出版活動は,法的制約とともに職業上の倫理的・内在的制約を有している。これは,専門的職業人(プロフェッショナル)としてのジャーナリスト(編集者)個人が自 […]
著作権法における出版者の地位と出版契約 樋口清一(日本書籍出版協会事務局長) 1.日本の著作権法上,出版者が利用可能な権利 (1)編集著作権,職務著作 編集物で素材の選択または配列に創作性を有するもの […]
『ドラゴンマガジン』の特集記事にみる内容的特徴と方法論――読者を惹きつけた“ビジュアル・エンターテインメント” 山中智省(目白大学) 本発表の目的は,富士見書房が1988年1月に創刊した『ドラゴンマ […]
「造本装幀コンクール」の50年――その変遷と役割 田中光則 はじめに 「書物は装幀によって記憶される」とは,紀田順一郎氏の至言である。 1966(昭和41)年,「出版・印刷・製本産業の向上発展を目的 […]
近代メディアミックスの形成過程――ラヂオドラマ研究会と春陽堂書店の連携を中心に 本間理絵(NHK出版) 日本における出版と放送のメディアミックスは,どのように始まり展開したのか。本研究は,戦前のラジ […]
出版物の変容に関する史的考察――読者の大衆化を中心として 鯉淵拓也(日本大学大学院新聞学研究科修士[博士前期]課程) 本研究の最終目的は,日本人の「出版物」の読者論・読書論をメディア史的な視点から構 […]
鏡花本の〈装い〉と作品受容に与えた影響 常木佳奈(立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程) 明治・大正期は,整版印刷から活版印刷へ,和装本から洋装本へと,印刷や製本方法の主流が移行した時代であり […]
ウクライナ憲法における表現の自由 田上雄大(日本大学法学部助教) ウクライナ憲法においても,多くの国々の憲法と同様に,表現の自由が保障されている。ウクライナ憲法三四条には表現の自由に相当する言論の自 […]
大規模図書選定事業――出版社,中小取次から見た比較 伊藤民雄(実践女子大学/慶應義塾大学大学院修士課程) 本発表は(公)日本図書館協会(以下,JLAという)と(公)図書館振興財団(以下,LAFという […]
学校図書館における電子書籍利用に関する一考察――実証実験を通したアンケート調査から 植村八潮 (専修大学)野口武悟 (専修大学) 1.研究背景と目的 大学図書館および公共図書館を中心に電子書籍利用が […]
図書館というアーカイブ機関とアーカイブ化の対象の行方 宮下義樹(洗足学園音楽大学講師) 1.概要 図書館は出版物のアーカイブの役目を持ち,法的にも国立国会図書館法による納本制度や著作権法による権利制 […]
原稿の書き換えによる電子書籍TTSの誤読解消についての考察――異なる音声エンジンによるTTSの比較から 植村 要(株式会社図書館総合研究所) *以下,目的,対象,方法については,研究発表会会場で配布さ […]
《ワークショップ》電子出版における「定額制読み放題サービス」が出版に与える影響 司会者・問題提起者: 矢口博之(東京電機大学) 討論者: 鷹野凌(フリーライター/NPO法人日本独立作家同盟) […]
《ワークショップ》「ライトノベル」にどう向き合うか? 司会: 中川裕美(岐阜聖徳学園大学) 問題提起者・討論者: 山中智省(目白大学)、村木美紀(同志社女子大学) 本WSでは、参加者20人で活発な […]
《ワークショップ》まとめサイト問題と編集者の責任――法的問題を中心として 問題提起者: 宮下義樹(洗足学園音楽大学講師) 討論者: 小向太郎(日本大学危機管理学部教授) 司会: 瀧川修吾(日本大学危 […]
《ワークショップ》出版創業・独立史データベース(仮)の共同製作に向けて 司会:柴野京子(上智大学) 問題提起者:飛鳥勝幸(三省堂出版局) 討論者:磯部敦(奈良女子大学)、中村健(大阪市立大学学術情報 […]
出版メディアとプリント・ディスアビリティ 湯浅俊彦(立命館大学文学部) 1.出版メディアとプリント・ディスアビリティ 本発表は,出版コンテンツのデジタル化がもたらすさまざまな利点のうち,プリント・デ […]
日本におけるLLブック出版の現状と展望 野口武悟(専修大学文学部)藤澤和子(大和大学保健医療学部) 1.研究目的 LLブックとは,青年期以降の知的障害者を主な読者対象として,彼らの読書の特性をふまえ […]
電子出版を活用した出版・図書館における多文化サービスの可能性 野木ももこ(立命館大学大学院修士課程) 本発表では,電子出版の可能性について,出版や図書館サービスにおける多文化対応の観点から,考察し検 […]
JATSの〈emphasis〉タグと〈semantic〉タグ提案による構造化規定の国際化 中西秀彦(中西印刷株式会社・学術情報XML推進協議会) XMLとJATS XMLは文書の構造化記述のために幅 […]
経済雑誌『エコノミスト』にみえる大阪の経済雑誌としての性格:基礎的調査による考察 中村 健(大阪市立大学学術情報総合センター) 大阪毎日新聞社(以後,大毎)が1923年4月に創刊した経済雑誌『エコノ […]
江戸時代初期から寛政改革期にかけての出版規制再考――ビジュアル公共圏の萌芽状態を観察する 鎌田大資(椙山女学園大学) 本報告では,ハバーマスの公共圏論の日本版を意識しながら江戸時代の出版業の歴史を考 […]
戦前期における青年の読書実態――東京の学生読書調査を中心に 張賽帥(東京経済大学大学院博士課程) 昭和初期の東京では,人口の拡大,インフラの整備,教育の普及,西欧文化の流入などが一気に加速し,近代都 […]
《ワークショップ》出版と図書館の新たな枠組みを考える 司会・問題提起者:植村八潮(専修大学) 問題提起者:野口武悟(専修大学) 討論者:大塚栄一(樹村房) わが国の著作権制度上、公共図書館において […]
《ワークショップ》出版史史料と図書館資料をつなぐための方法論 司会者: 中村 健(大阪市立大学) 問題提起者:長尾宗典(国立国会図書館) 討論者: 磯部 敦(奈良女子大学)、鈴木広光(奈良女子大 […]
《ワークショップ》出版と読書の過去・現在・未来――若年層向け小説をめぐる動向から考える 司会者:田島悠来(同志社大学) 問題提起者: 中川裕美(岐阜聖徳学園大学非常勤講師) 村木美紀(同 […]
■2017年度 日本出版学会 秋季研究発表会 日 時: 2017年12月2日(土) 12:30~17:40会 場: 中京大学 名古屋キャンパス センタービル6階 〒466-8666 名 […]
■2017年度 日本出版学会 春季研究発表会 日 時: 2017年5月13日(土) 9:30~17:10会 場: 日本大学法学部 三崎町キャンパス 本館4階 東京都千代田区三崎町2-3 […]
《日本出版学会賞受賞記念講演会》 「編集を批評するということ」 大澤 聡(近畿大学) 第37回(2015年度)日本出版学会賞奨励賞 日本出版学会賞は、学会設立10周年記念事業 […]
■第17回 国際出版研究フォーラム テーマ: デジタル時代背景に編集者の育成 開催時期: 2016年10月29日~11月1日開催地: 中国山東省青島主催者: 中国編輯学会参加者: 植村八潮・清水一彦・ […]
■2016年度 日本出版学会 秋季研究発表会 日時: 2016年12月3日(土)13:00~17:00会場: 関西学院大学大阪梅田キャンパス1004、1005教室 大阪市北区茶屋町19-19 […]
原稿用紙の歴史 三村泰一(東北大学大学院情報科学研究科博士後期課程) 原稿用紙というもの 「原稿」と「原稿用紙」という言葉について、明治から現在までの事典・辞書類を見ると、「原稿」の意味にはそれほど […]
「江戸時代の識字率は世界一」という出版での言説の構成過程 清水一彦(江戸川大学) 学術的な根拠が弱いにもかかわらず、江戸時代の日本の識字率は世界一といった言説が出版によって流布され、いわば“常識”化 […]
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