『日露開戦過程におけるメディア言説――明治中期の対外思潮をめぐる一試論』
石川徳幸 著
A5判,222ページ
定価2,940円(2,800円+税)
ISBN 978-4-901250-38-2
2012年3月発行
櫻門書房 刊
本書は筆者の博士論文をもとに構成されている。本書では,日露開戦過程における主戦論と非戦論の構造を解明するとともに,それらの変遷を探ることで,対露開戦論が主張されるに要因となった出来事についても考察している。
『言論の自由――拡大するメディアと縮むジャーナリズム』
山田健太 著
四六判,313ページ
定価2,940円(2,800円+税)
ISBN 978-4-623-06262-1
2012年12月発行
ミネルヴァ書房 刊
裁判員制度や通信放送の融合といった社会の制度変更は,取材・報道の自由にも大きな影響を与えている。ネットの存在感が増し,新聞・テレビを基幹メディアと意識しない人々も増えた。規制緩和や権利の拡大というわかりやすい政策遂行のもとで,表面上は一見,表現の自由が拡大しているように見えるものの,果たして実際はどうか。いまの日本社会に求められる表現の自由のあり方を,喫緊の具体的課題をもとに理論と実務の両面から切り込んだ。
『企業出版入門――社長と経営者のための経営出版とブックマーケティングに成功する条件』
主藤孝司 著
A5判,360ページ
定価33,600円(32,000円+税)
ISBN 978-4-907129-00-2
2013年2月発行
キャリア教育出版 刊
著書監修書累計が100万部を突破する著者だからわかる「企業出版を成功させる秘訣とその設計」について,学会発表された研究内容に基づき,多くの図と事例を交えて執筆しました。福沢諭吉,新渡戸稲造などの国を代表する人物が行なってきた書籍の活用事例,日本を代表する大企業とベンチャー企業の事例なども紹介されています。
『3・11とメディア――徹底検証 新聞・テレビ・WEBは何をどう伝えたか』
山田健太 著
四六判,249ページ
定価2,100円(2,000円+税)
ISBN 978-4-7987-0134-9
2013年3月発行
トランスビュー 刊
新聞やテレビといった伝統メディアの役割を,新興メディアで個の集合体たるネットがどこまで担えるのか。具体的な取材・報道事例の検証と,現場に通い続けたなかで見えてきたものから,震災報道の功罪とともに,日本のメディアが抱える問題点と可能性を探った。さらにこの間に明らかになった,行政広報や文書管理,緊急事態対応といった法制度とその運用実態から,政府とメディアの危険な関係がもたらした市民の不幸を追った。本書は,こうした危機を救うものとして〈公共メディア〉を位置づける。
『少女雑誌に見る「少女」像の変遷――マンガは「少女」をどのように描いたのか』
中川裕美 著
A5判,224ページ
定価2,520円(2,400円+税)
ISBN 978-4-902251-24-1
2013年4月発行
出版メディアパル 刊
本書では「少女」という言葉の始まりから歴史を辿り,少女のイメージが時代によって教育的に,商業的に,そして政治的に「描き直される」様子を明らかにすることを試みました。「女性の,女性による,女性のためのメディア」である少女マンガを分析し,その少女マンガが恋愛や性をどのように描いているのかを考えるとともに近代以降の日本の社会のジェンダーを通史的に明らかにし「少女像」を描いてみました。
『本との出会いを創り,育てるために』本の学校・出版産業シンポジウム2012記録集
本の学校 編(星野渉・菊池明郎・柴野京子・植村八潮会員らが執筆)
A5判,200ページ
定価2,520円(2,400円+税)
ISBN 978-4-902251-53-1
2013年7月発行
出版メディアパル 刊
本書は「本の学校・出版産業シンポジウム2011」の全記録。
第一部:シンポジウム全体会
NPO法人化した「本の学校」は,本との出会いを創り,育てるために,なにをめざすか考える。
第二部:4つの分科会報告
ローカルな本の環境づくり,「知の地域づくり」を模索する/売上を伸ばせる人材づくり,書店の店頭で何ができるのかを考える/生涯読書,読書の喜び,未来の読者をどう育てるのかを考える/リアル書店で“デジタル電子書籍”をどう活用するかを考える