韓国「読書文化振興基本計画」と日韓の出版政策   白 源根 (2008年7月10日)

■ 韓国「読書文化振興基本計画」と日韓の出版政策  (2008年7月10日)

 白 源根 

 日本出版学会調査研究部会が主催する初の特別セミナー「韓国「読書文化振興基本計画」と日韓の出版政策」が7月10日,日本エディタースクールで開催された。 韓国の文化体育観光部は6月10日,昨年4月に施行の「読書文化振興法」に基づく「読書文化振興基本計画」を公表した。 これは中央官庁から地方自治体,学校,図書館,家庭までを包含した読書振興策であり,出版産業界も大いに期待を示しているといわれている。 一方,日本でも文字・活字文化振興法の成立,2010年を国民読書年とする衆参両院の決議など,国レベルでの読書推進政策が進んでおり,出版政策をどのように進めていくべきなのかが問われている。 韓国で基本計画の立案・作成にも関わり,このほど『文化通信』紙面でその内容の一部を報告した白源根会員が来日した機会を捉え,韓国の読書推進政策の動向を報告して頂き,星野渉会員の進行で日韓の出版政策について意見交換を行った。
(韓国出版研究所) 

(文責:星野 渉)