■ 出版経営研究部会 発表要旨 (2008年7月9日)
書籍取次店の成立条件
――鈴木書店の経営実態から
小泉孝一氏
出版経営研究部会の本年度第3回例会は7月9日,日本エディタースクールで「書籍取次店の成立条件――鈴木書店の経営実態から」をテーマに,元鈴木書店取締役仕入部長だった 小泉孝一氏(新思索社代表取締役)を講師に開催した。
岩波書店やみすず書房などの書籍を中心に扱う専門書取次として知られた鈴木書店は2001年に経営破綻した。
なぜ書籍を専門に扱い,取引書店の棚メンテナンスまで行うなど高度なノウハウを持った専門取次の鈴木書店が破綻せざるを得なかったのかについて,実際に同社の経営に携わった小泉氏に報告して頂いた。
(文責:星野 渉)