東京都立多摩図書館(「東京マガジンバンク」)
新築・移転オープン記念バックヤードツアー
出版教育研究部会・雑誌研究部会共催で、2017年1月28日(土)16:00より東京都立多摩図書館(「東京マガジンバンク」)新築・移転オープン記念バックヤードツアーがおこなわれた。この催事は、東京都立多摩図書館のご厚意で、とくに日本出版学会の会員のために企画していただいた。翌29日がオープンにもかかわらず、前日の忙しい夕刻に丁寧な案内と解説をしていただき、まずはこころから感謝したい。
公立図書館としては国内最大級の雑誌蔵書数を誇る「東京マガジンバンク」と子供の読書活動を推進する児童・青少年資料サービスで親しまれている東京都立多摩図書館は立川市から国分寺市に新築移転した。展示エリアや閲覧スペース、書庫など施設規模がスケールアップされ、さらにカフェやセミナールームも併設された。JR中央線西国分寺駅南口から徒歩7分とアクセスも大幅に向上した。
今回のバックヤードツアーでは、通常は見ることができない書庫も案内していただいた。書庫には日本語雑誌約15,600タイトル、外国語雑誌約1,400タイトル、約6,600タイトルにおよぶ創刊号コレクション、おおくの複製版など、あわせて100万冊以上の雑誌があり圧巻である。閲覧席数は227、200人が収容できるセミナールームもあり、また付帯設備も充実している。9000平方メートルちかい延べ床面積と地上3階建ての空間は開放感にあふれている。書庫内の蔵書と施設を見学させていただいた結果、研究、調査、論文作成、また学生の教育の拠点として今まで以上に活用することができることを確認した。
当日の出席は会員10名、一般2名の計12名だった。東京都立多摩図書館の基本情報は以下である。
(文責:清水一彦)
住所:〒185-8520 国分寺市泉町2-2-26
電話:042-359-4020
開館時間:月~金 10時~21時、土・日・祝・休日:10時~17時30分
休館日:毎月第1木曜日ほか
詳しくはhttp://www.library.metro.tokyo.jp