各分野で活躍する、日本出版学会会員の知識を集結。出版史から制度、産業、書籍・雑誌・マンガ、デジタルコンテンツ、書店・読者までを概説する。「出版学」を学ぶ学生のテキストとして、また研究者を目指す人や出版業界の関係者が出版全体を通観するのに役立つ1冊。
書誌情報
著者:日本出版学会〔編〕
発行:株式会社印刷学会出版部
判型:A5判・並製
頁数:256ページ
価格:2,860円(本体2,600円+税)
ISBN:978-4-87085-242-6
発売:2022年4月30日
目次
序章 パブリッシング・スタディーズへの誘い
序.1 これまでの「出版」研究(塚本晴二朗)
序.2 これからのパブリッシング・スタディーズ(塚本晴二朗)
第1章 出版史
1.1 西洋出版略史(駒橋恵子・石川徳幸)
1.2 日本における出版の展開と社会(磯部敦・中村健)
1.3 印刷技術の発展と出版の高度化(中西秀彦・藤井建人)
第2章 制度
2.1 出版の自由と法(田上雄大)
2.2 出版の自由とアカウンタビリティー・システム(阿部圭介)
2.3 著作権(宮下義樹)
第3章 産業
3.1 日本の出版産業の構造(本間理絵)
3.2 流通(牛口順二)
3.3 出版社の業務(堀井健司)
第4章 書籍
4.1 歴史(横手拓治)
4.2 文化と機能(森貴志)
4.3 デジタル化と今後の展開(林智彦)
第5章 雑誌
5.1 日本における雑誌の歴史(富川淳子)
5.2 文化と機能(中川裕美)
5.3 デジタル化と今後の展開(清水一彦)
第6章 マンガ
6.1 歴史(山森宙史)
6.2 マンガ編集(横手拓治)
6.3 電子コミック(村木美紀)
第7章 デジタル・コンテンツ
7.1 動画(公野勉)
7.2 文字(宮下義樹)
7.3 音声(大尾侑子)
第8章 読者へ届ける
8.1 書店(牛口順二)
8.2 図書館(野口武悟)
8.3 読者と読書(野口武悟)
*( )内は執筆者名
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〔書籍詳細ページ〕
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書評
仲俣暁生氏「出版研究にもとめられるもの:五〇年の成果を体系的に網羅した一冊」(週刊読書人2022年8月19日号6面)
https://jinnet.dokushojin.com/products/3453-2022_08_19_pdf