テーマ:「書字の論理/活字の論理」
報告者:鈴木広光氏(会員・奈良女子大学研究院人文科学系)
聴き手:中西秀彦氏(会員・中西印刷)
日 時:2015年6月26日(金) 18時30分~20時30分 (終了しました)
会 場:関西学院大学大阪梅田キャンパス 1402教室
http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/
大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー14階
*「梅田コマ劇場」「ホテル阪急インターナショナル」のあるビルです。
オフィス用エレベーターをお使いください。
交 通:阪急梅田駅茶屋町口徒歩5分、JR大阪駅北口徒歩8分、地下鉄梅田駅徒歩8分
参加費:会員300円・非会員500円
会員でない方の参加も大歓迎です。当日直接お越しください。
終了後,懇親会を予定していますので,ご自由にご参加ください。
【概要】
今年2月に『日本語活字印刷史』(名古屋大学出版会)を上梓された鈴木広光会員が報告します。
拙著は、日本で行われてきた漢字と仮名による多様な書字活動が、活字の規格による制約や鋳造活字に内在する論理とのせめぎ合いのなかでどのように活字化されたのかを、技術面だけでなく、文字の性質や書記様式、コミュニケーションのあり方も視野に入れて論じたものです。本報告ではそのエッセンスとして、嵯峨本など古活字版や明治初期の活版印刷物が、論理の異なる写本や板本の書記様式をどのように再現したのかという観点から話をしたいと思います。
【報告者のプロフィール】
鈴木 広光
名古屋大学大学院文学研究科博士課程後期中退。名古屋大学助手、樟蔭女子大学専任講師、九州大学文学部専任講師を経て、現在奈良女子大学研究院人文科学系教授。専門は言語文化史(印刷史と翻訳論)。共著に『本と活字の歴史事典』(柏書房)、『日本の近代活字』(近代印刷活字文化保存会)、『活字印刷の文化史』(勉誠出版)、『文字のデザイン・書体のフシギ』(左右社)など。
関西部会担当:湯浅俊彦
連絡先:
立命館大学
〒603-8577
京都市北区等持院北町56-1
TEL:075-466-3136(研究室直通)
FAX:075-465-8188(文学部事務室)