印刷博物館企画展「印刷と美術のあいだ――キヨッソーネとフォンタネージと明治の日本」見学 (2014年12月13日)

■出版技術・デジタル研究部会 見学会概要(2014年12月13日)

印刷博物館企画展
「印刷と美術のあいだ――キヨッソーネとフォンタネージと明治の日本」見学

 印刷博物館において,学芸員・本多真紀子氏の詳細な解説に従い,同館の企画展「印刷と美術のあいだ――キヨッソーネとフォンタネージと明治の日本」を見学した。
 キヨッソーネの高度な版画技術によって作成された数多くの銅版画の印刷面から,腐蝕銅版と彫刻銅版の表現の差異を識別したり,明治天皇の銅版画制作当時の状況や「エルヘート凸版」の方法,展示資料所蔵機関(印刷局)からの紙幣印刷技法情報などが詳しく解説され,主に印刷技術に関する具体的なやり取りが参加者との間で行われた。
 見学会終了後,引き続き,同館印刷工房での活版体験に参加した会員もあった。
※2014年度第3回研究部会,参加者8名(会員5名,非会員3名)。
(文責:田中 栞)