■ 第12回 国際出版研究フォーラム
(東京経済大学コミュニケーション学部開設10周年記念国際シンポジウム)
テーマ:
コミュニケーションとしての出版――変貌する東アジアの出版と文化
開催時期:2006年10月28日~29日
開催地:東京(東京経済大学)
主催者:日本出版学会(創立35周年記念事業として東京経済大学と共催)
参加国:4ヵ国(総数214名)
報告者:植村八潮・遠藤千舟・川井良介・木下修・阪本博志・中村幹・星野渉・三浦勲・山田健太・湯浅俊彦
[プログラム]
《第1日目 10月28日(土)》
〈開会式〉
学長あいさつ 東京経済大学学長 村上勝彦
基調講演 今村仁司(東京経済大学)「本を読むこと,生きること」
〈第1セッション:東アジアにおける出版の歴史的・文化的・社会的変貌〉
1-1 劉擁軍(中国出版科学研究所)
「中国出版の新たな発展」
1-2 李鍾國(惠泉大学)
「韓国の出版文化に対する理解―出版の特徴的様態を中心に」
1-3 アマデオ・A・アルボレーダ(城西国際大学)
「日本の出版文化の変貌とその条件:江戸から現代へ」
1-4 馬俊華(『中国編集』雑誌編集部)
「当面の中国の編輯に関する雑誌の特徴と問題点」
1-5 文●珠(京畿大学校)(●=女+燕)
「21世紀東アジア出版文化交流の現況と課題
―韓流を通してみる韓日出版文化交流の現況と課題」
1-6 山田健太(専修大学)
「出版の自由の制度的保障について―デジタル時代の言論の多様性の意味」
1-7 阪本博志(宮崎公立大学)
「大衆娯楽雑誌『平凡』と1950年代の日本
―時代把握のための新たな枠組みの構築に向けて」
〈第2セッション:東アジアにおける出版の技術的変貌〉
2-1 田勝立(中国大百科出版社)
「中国の出版技術の変遷と展望」
2-2 李起盛(桂園造形藝術大学)
「伝統出版の技術的変貌とOSUP」
2-3 植村八潮(東京電機大学出版局)
「デジタル読書のための技術と標準化
―国際標準化からみた電子書籍市場分析と理論モデル」
2-4 湯浅俊彦(京都学園大学)
「日本の出版流通におけるデジタル化とコンテンツ流通の展望」
2-5 中村 幹(印刷学会出版部)
「日本における出版印刷技術の変遷」
《第2日目 10月29日(日)》
〈第3セッション:東アジアにおける出版の経済的変貌〉
3-1 巽 莉(中国百科全書出版社)
「中国出版業の経済的変化」
3-2 南爽純(金浦大学)
「東アジア出版の経済的変貌―韓国を中心に」
3-3 糸田省吾(東京経済大学)
「出版業界に求められる「再販制度からの脱却」
―日本の出版業の健全な発展と消費者利益の向上のために」
3-4 金基泰(世明大学校)
「韓国出版著作権輸出の様態変化の推移」
3-5 木下修(杏林大学)
「日本の出版市場の変化―出版統計から読む市場の成熟化」
3-6 星野渉(文化通信社)
「デジタルネットワーク技術による書籍供給体制のパラダイム変化
―出版社,取次におけるマーケティングの進化と課題」
〈第4セッション:東アジアにおける出版教育の変貌〉
4-1 王振鐸(河南大学)
「発展中の中国編輯出版学専門教育」
4-2 金善男(圓光大学校)
「韓国出版教育の変貌」
4-3 川井良介(東京経済大学)
「日本における出版教育」
4-4 三浦勲(実践女子短期大学)
「大学における出版編集教育―実践女子短期大学のケース」
4-5 遠藤千舟(学術研究支援センター)
「出版教育の普遍化:出版教育の新たなパラダイム」
〈閉 会〉