会員新刊紹介(会報138号掲載)

『書物学 第2巻 書物古今東西』

alt編集部 編 (植田康夫会員が執筆)

B5判,96ページ
定価1,500円+税
ISBN 978-4-585-20702-3
2014年5月発行
勉誠出版 刊

今年,勉誠出版から創刊された『書物學』という雑誌で「ベストセラーと雑誌の出版史」を連載し始め,第1回でベストセラーを定義し,第2回で小学館の『日本国憲法』,第3回で講談社の磯村尚徳『ちょっとキザですが』をとりあげた。過去取材した素材を用いて,ベストセラー以外に雑誌にも眼配りし,第4回では『巨人の星』『明日のジョー』を連載していた頃の『少年マガジン』を紹介する。(植田康夫)

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『現代ジャーナリズム事典』

alt武田徹・藤田真文・山田健太 監修

A5判 384ページ
定価4,500円+税
ISBN 978-4-385-15108-3
2014年6月発行
三省堂 刊

ジャーナリズムにまつわる事象を網羅的に解説する初の事典で約700項目を収録。原発報道などでメディアのあり方が根本から問い直され,表現の自由を制約する社会の動きが目立ってきた。表現の自由や社会の目指すべき方向を一人ひとりが考え,ジャーナリズムをみんなが理解し,その健全な発展を守っていくために,ぜひ多くの人に手にしてもらいたい。
(山田健太)

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『書店と読書環境の未来図――本の学校・出版産業シンポジウム2014への提言(2013記録集)』

alt本の学校 編
(星野渉,橋元博樹,梶原浩樹会員らが執筆)

A5判,216ページ
定価2,400円+税
ISBN 978-4-902251-54-8
2014年7月発行
出版メディアパル 刊

2013年夏から2014年春にかけて開催されたNPO「本の学校」が主催する「出版産業シンポジウム」の記録集。「街の本屋と図書館の連携」「学術出版と大学市場の今後」「雑誌の新たな売り方・買い方」など,市場の第一線で活躍する人たちからの提言の数々は,出版産業,市場の現状と今後を見据える上で貴重なものであると言えるだろう。(梶原治樹)

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