「第16回国際出版フォーラム」ソウルにて開催

第16回国際出版フォーラム」ソウルにて開催

 今年で30周年を迎えた「第16回国際出版フォーラム」が、10月24日・25日の2日間にわたり、ソウルで開催され、日中韓の3カ国代表による熱心な報告並びに質疑・討論が行われた。

 ホスト国は韓国出版学会、ソウルでの開催は、第1回をはじめ6回目を数える。日本出版学会からは、報告者6名を含む13名の会員と二人の専修大学生の計15名が参加した。

 

「第16回国際出版フォーラム」の主題は「出版の変化と発展」、6つのセクションで、3カ国の代表による18本の報告があった。

日本出版学会空の報告は、以下のとおり。

《第16回 国際出版研究フォーラム 開催概要》

1.会議名称:第16回 国際出版研究フォーラム
2.主  催:韓国出版学会
3.日  程:2014年10月24日(金)~26日(日)
4.会  場:韓国・ソウル
5.使用言語:日本語,中国語,韓国語(同時通訳)

6.主  題:出版の変化と発展 (*(1)は国際出版研究フォーラム30年記念特別テーマ)

   (1)出版学の国際交流と発展方向 「出版学研究による国際交流の持つ意義」芝田正夫(日本出版学会・会長)
   (2)本の進化と文化発展  「デジタル時代の公共性と出版の自由」山田健太(専修大学教授) 
   (3)出版産業と国家発展  「グローバル経済における出版産業基盤」植村八潮(専修大学教授)
   (4)ITと出版産業の変化と発展 「電子出版がもたらす新たな文化創造」湯浅俊彦(立命館大学教授)
   (5)出版産業と著作権・国際交流 「出版産業におけるCHI的財産権と制度設計」田北康成(立教大学助教)
   (6)出版と読書振興  「変化する読書環境における読書推進策」樋口清一(日本書籍出版協会・事務局長)

なお、次回「第17回出版国際フォーラム」は、2016年に中国で開催される。