『日本出版学会会報』
ISSN 2434-1401(オンライン)
ISSN 2432-9037(冊子版)
日本出版学会のこれから 富川淳子(会報153号 2022年10月)
日本出版学会のこれから 富川淳子 (日本出版学会第13代会長、跡見学園女子大学教授) メディアの劇的な変革によって日本出版学会とはどのような研究領域や活動を許容する学会なのかが問われ、出版の本質 […]
『日本出版学会会報』
ISSN 2434-1401(オンライン)
ISSN 2432-9037(冊子版)
日本出版学会のこれから 富川淳子 (日本出版学会第13代会長、跡見学園女子大学教授) メディアの劇的な変革によって日本出版学会とはどのような研究領域や活動を許容する学会なのかが問われ、出版の本質 […]
会長挨拶 (会報150号 2021年4月) 塚本晴二朗 (日本出版学会会長・日本大学教授) 2020年5月24日、日本出版学会初のオンライン総会におきまして、第13代会長に選出されました。コロナ […]
■ 追悼・植田康夫氏 〈植田康夫氏 経歴〉 1939年8月26日 広島県呉市生まれ1962年 上智大学文学部新聞学科卒業1962年 読書人 編集部入社1967年 「大宅壮一東京マスコミ塾」一期生とな […]
会長就任に際して 植村八潮 (第11代日本出版学会会長・専修大学教授) 私が日本出版学会に入会したのは、1996年、吉田公彦第6代会長のときです。しばらく、いわゆる幽霊会員の時期を経て、植田康夫 […]
新会長に植村八潮氏(専修大学文学部教授)が就任 日本出版学会「春季研究発表会・総会」が、5月14日(土)東京・国分寺市の東京経済大学で行われ、午前中に2セクション4つの研究発表が行われた。 12時 […]
■追悼・吉田公彦氏 〈吉田公彦氏 略歴〉 1930年 熊本県水俣市生まれ1954年 東京大学経済学部卒1963年 現代ジャーナリズム研究所設立,事務局長1964年 日本エディタースクール創設1969年 […]
『図書館長論の試み――実践からの序説』 内野安彦 著 四六判,222頁 定価 1,800円+税 ISBN978-4-88367-235-6 2014年5月発行 樹村房 刊 我が国の公共図書館は約3,2 […]
紙の博物館所蔵『日本外史』原稿用紙について 三村泰一(東北大学大学院情報科学研究科博士課程後期) 紙の博物館が所蔵する『日本外史』原稿用紙は,初期の原稿用紙の一例として紹介されることが多い。松尾靖秋 […]
リレーエッセイ:本はこれまで。本はこれから〔1〕 近時書名考 吉田則昭 本稿での筆者への注文は,本の過去と未来を現在の視点から期待と希望も交えて眺望せよ,とのことである。小生,学会理事に名を連ね […]
2014年「日本出版学会・秋季研究発表会」成功裡に終わる =二分科会・7報告+特別シンポジウム 去る11月29日(土)関西学院大学 大阪梅田キャンパスにて、恒例の「日本出版学会・秋季研究発表会」が […]
ソウルの町で感じたこと 「第16回国際出版フォーラム」参加報告 清水一彦(江戸川大学教授) 慰安婦像が視線を投げかける日本大使館から一本表通りにでると、韓国人と在日韓国人と在韓日本人と在日日本人 […]
ソウルの街角から
「第16回国際出版フォーラム」ソウルにて開催 今年で30周年を迎えた「第16回国際出版フォーラム」が、10月24日・25日の2日間にわたり、ソウルで開催され、日中韓の3カ国代表による熱心な報告並びに […]
会長に選出されて 芝田正夫 5月に開催された総会で第10代会長に選出されました。2年間の任期です。会員の皆様の学会活動へのご協力をお願いする次第です。 日本出版学会は,1969年に設立されまし […]
『書物学 第2巻 書物古今東西』 編集部 編 (植田康夫会員が執筆) B5判,96ページ 定価1,500円+税 ISBN 978-4-585-20702-3 2014年5月発行 勉誠出版 刊 今年,勉 […]
『シェイクスピア時代の読者と観客』 山田昭廣 著 A5判,344ページ 定価5,800円+税 ISBN 978-4-8158-0748-1 2013年11月発行 名古屋大学出版会 刊 出版と演劇を軸に […]
箕輪成男:真の日本のルネッサンス人を追悼して(註1) アルボレーダ・アマデオ (城西国際大学教授) 2013年9月18日早朝,古い友人から8月30日に箕輪成男が偉大なる87歳でこの世を去ったことを知 […]
追想 箕輪成男氏――冗談と啓示の間から 道吉 剛 (図書設計家) 1964年秋,東京大学出版会にはじめて箕輪成男氏を訪ねた。恩師・勝見勝先生のご推薦によるものであり,東京五輪のデザイン活動終了直後の […]
リレーエッセイ:思い出の教科書・思い出の本[4] 初めて自分で買った本 植村八潮 大学の講義では,毎年,初めての自分の本や,自分のお金で初めて買った本についてレポートを書かせている。「一冊の本」 […]
『韓国の暮らしと文化を知るための70章』 舘野 皙 編著 四六判,392ページ 定価2,100円(2,000円+税) ISBN 978-4-7503-3738-8 2012年12月発行 明石書店 刊 […]
■追悼・箕輪成男氏 〈箕輪成男氏 略歴〉 1926年 東京都生まれ1950年 東京大学経済学部卒業1951年 同大学院を経て,財団法人東京大学出版会の創設に参加1958年 財団法人東京大学出版会理事就 […]
■清水英夫氏おわかれの会 開催 日本出版学会元会長,青山学院大学名誉教授の清水英夫氏のおわかれの会が9月21日,東京丸の内の東京會舘で開かれた。当日は,故人の幅広い活躍と交友関係を反映し,出版関係者 […]
リレーエッセイ:思い出の教科書・思い出の本[3] ちくま文庫に収められた現代国語の参考書 星野 渉 山川出版社が,歴史や地理など高校生向け社会科の教科書を一般向けに刊行する「もういちど読む」シリ […]
■追悼・清水英夫氏 〈清水英夫氏 略歴〉 1922年 東京生まれ1943年 学徒出陣1945年 東京帝国大学法学部復学1947年 中央公論社入社,大学卒業1948年 近代思想社創立に参加1949年 日 […]
■吉田公彦氏に「日本出版学会特別功労賞」を進呈 本学会名誉会員の吉田公彦氏の次のような永きにわたる日本出版学会ならびに出版界への貢献に感謝し,「日本出版学会特別功労賞」を進呈いたしました。なお総会当 […]
『日露開戦過程におけるメディア言説――明治中期の対外思潮をめぐる一試論』 石川徳幸 著 A5判,222ページ 定価2,940円(2,800円+税) ISBN 978-4-901250-38-2 201 […]
出版物研究に必要な学問「書誌学」 田中 栞 大学卒業後,出版社に勤務していたが,内容の編集制作だけでなく,他の工程すべてについての興味もあり,次第に書誌学を学びたいと思うようになった。書誌学とは,書 […]
リレーエッセイ:思い出の教科書・思い出の本[2] 幸福な読書体験は人生を幸福にする 諸橋泰樹 毎日新聞の2013年版「読書世論調査」(2012年調査)によると,「人生を変えた読書体験」を持つ人は […]
『書物の環境論』 柴野京子 著 B6判,156ページ 定価1,260円 (1,200円+税) ISBN 978-4-335-50125-8 2012年7月発行 弘文堂 刊 最初の本の担当編集者から,「 […]
リレーエッセイ:思い出の教科書・思い出の本[1] 戦後教育第1世代の読書環境 植田康夫 昭和14年4月から15年3月にかけて生まれた人間は,昭和21年4月に小学校に入学したので,純粋の戦後教育第 […]
レファレンス・ブックが描く書物史 星野 龍 ◆辞書的時空 ベストセラー小説『舟を編む』(三浦しをん著,光文社,2011年)では,辞書づくりという仕事が,どこか浮世離れした,悠久の時の中で営まれるさまが […]
『編集者の危機管理術――名誉・プライバシー・著作権・表現』 堀田貢得,大亀哲郎 著 四六判,268ページ 並製 定価 2,100円(2,000+税) ISBN978-4-7872-3333-2 201 […]
機械製本と手製本の狭間で 田中 栞 パソコンの普及によって,個人で手軽に印刷物が作れるようになり,本を手づくりすることに挑戦する人も増えた。しかし製本という作業は一筋縄ではいかない。 今,新刊 […]
『ジャーナリズムの行方』 山田健太 著 四六判,304ページ 定価 2,310円(2,200円+税) ISBN 978-4-385-36537-4 2011年8月発行 三省堂 刊 新聞・放送・出版等の […]
子どもは何を読んでいるのか:読書調査からの分析と考察 村木美紀(同志社女子大学学芸学部情報メディア学科専任講師) 2011年の「学校読書調査」を基に子どもの読書状況を整理してみたい(注1)。 〈何を […]
電子書籍ブームの中での電子出版研究 植村八潮 空前の電子書籍ブームが始まった2010年は,「電子書籍元年」と呼ばれ,今年で3年目を迎えた。元年ブームは過去に何度かあるが,これほど長く話題が続いた […]
2011 韓・日出版学術会議報告 星野 渉 日本出版学会は今年6月15日,韓国出版学会の招きで,ソウル国際図書展の会場であったソウル市江南区のCOXで,「2011韓・日出版学術会議」に参加した。学術 […]
日本出版学会 創立45周年記念事業の概要 星野 渉 日本出版学会は2014年の創立45周年に向けた各種事業を推進するために,このほど創立45周年記念事業委員会を立ち上げ,日本書籍出版協会理事長で小学 […]
日本出版学会に期待すること 相賀昌宏 (日本出版学会創立45周年記念事業委員会 委員長) 出版学とは,出版業という実業の上に立った学問だと思いますが,いまは学問的探求と現実が多少乖離しているよう […]
子供の被曝を減らせなかったのか?―― 福島から原発事故報道に思う 山本俊雄 原発事故で世界的に有名になった福島県の福島市に住んでいる。福島市は事故があった原発からは直線距離で約60km(東京駅から小 […]
現場の力 明星聖子 かつてある場所で,「編集文献学の不可能性」という文章を書いた(注)。自分が専門のひとつとする学問領域を,不可能だと嘆じざるをえなかったときの感覚を,いま私は思い出している。 […]
Secrets of the Printed Page in the Age of Shakespeare: A Bibliographical Studies in the Plays of Bea […]
『ジャーナリズム倫理学試論――ジャーナリストの行為規範の研究』 塚本晴二朗 著 A5判,238ページ 定価3,200円(3,048円+税) ISBN 978-4-8165-0384-9 2010年5月 […]
『電子出版の構図――実体のない書物の行方』 植村八潮 著 四六判・280ページ 定価2,100円(本体2,000円+税5%) ISBN 978-4-87085-199-3 2010年7月9日発行 (株 […]
ジョン・ミルトンから始めた西洋古書収集 清水英夫 (日本出版学会・元会長, 青山学院大学 名誉教授) 先日,所用で川井良介会長が拙宅にお見えになられたとき,私の西洋古書コレクションをお目にかけた […]
《特別寄稿》 盛会だった南涯先生を追悼する集い 舘野 晳 安春植先生の出版研究の業績を記念する「南涯・安春植先生記念事業会」が発足したのは,先生が1993 年に逝去された直後のことだった.以来,事 […]
「東京国際ブックフェア」で感じたこと 菊池明郎 新米理事になったとたん,学会・会報「巻頭言」への執筆依頼をいただき,いささか驚いている。「忙しい菊池さんには無理は言いませんから」と,長年親しくお […]
■南京大虐殺の紀念館を訪れて 諸橋泰樹 国際出版研究フォーラムの開催場所が南京と聞いて,これは南京大虐殺紀念館(中国での正式名称は「侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館」)に是非行かねばと思っていた。 […]
電子出版の進展と図書館の役割湯浅 俊彦 この1年、電子出版をめぐる環境は大きく変化した。「iPad」、「Kindle」など日本でも発売された新しいデバイスと「Google エディション」など新たなビジ […]
■第14回国際出版研究フォーラム参加記 山田健太(国際交流委員長,専修大学) ためになる話や感動エピソードは参加者各位のエッセイに譲り,ここでは名ばかり委員長として,今回のフォーラムの全体を概 […]
© 日本出版学会