出版社独立・創業史の系譜を追う 飛鳥勝幸 (2017年3月16日)

■出版史研究部会 開催要旨(2017年3月16日)

出版社独立・創業史の系譜を追う

飛鳥勝幸(会員、三省堂出版局)

 学会内ではここ数年、出版史研究の手法や資料のアーカイブ化への議論が高まっている。関西部会を中心とした一連の研究会や、春秋研究会でのシンポジウム、ワークショップの流れを受けて、出版史研究部会では、共同研究プラットフォーム構築の検討も始めている。この動きの中で、飛鳥勝幸会員より、氏が独自に研究をすすめてきた近現代の出版社の独立・創業データベースの紹介があり、共同プロジェクトの素材として考えていくことにした。
 参加は会員のみに限定したが、飛鳥会員を除いて10名が参加、さらに6名の会員から、今回は日程の都合等で出席が難しいが、関心があるので情報を寄せてほしいというオファーがあった。
 冒頭、飛鳥会員が用意した資料(レジュメ、および作成データベースの一部)に沿って作業のねらい、方法、作業上の問題点、資料としての課題について説明があり、自由にディスカッションが行われた。
 終了後には講演者を囲んで懇親会を行った。

会場:上智大学四谷キャンパス7号館
(文責:柴野京子)